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メリケンパーク・ハーバーランドについて

ミナト神戸のランドマーク「神戸ポートタワー」をはじめ、神戸海洋博物館などシンボリックな建築物が目を惹く、海辺のスポット。爽やかな潮風のもと、隣接するハーバーランドで のショッピングや海上クルーズなど「港町神戸」 を味わえます。

メリケンパーク

メリケンパークは、神戸開港120年を記念し、1987年4月にオープンした広さ15.6ヘクタール (甲子園球場4個分の広さ)のウォーターフロント公園です。1868年の開港時に第3波止場として開設された「メリケン波止場」とミナト神戸のシンボルとして親しまれている神戸ポートタワーが建つ 「中突堤」の間を埋め立ててつくられました。この「メリケン」という言葉の由来は、開港当時メリケン波止場の入口近くにアメリカ領事館があり、通称「アメリカ領事館前波止場」と呼ばれていたため「american(アメリカン)」の発音が、日本人には「メリケン」と聞こえたことから、「メリケン波止場」と呼ばれるようになりました。

ハーバーランド

1982年に、営業を終了した湊川貨物駅跡地を中心に、1985年から大規模再開発事業がスタートし、1992年に街開きしました。 港湾沿いには、umieやMOSAICを中心にショッピングやグルメ、映画館、アミューズメントスペースなど大型複合施設が充実しています。 神戸ポートタワー、神戸海洋博物館と並びベイエリアのランドマークであるモザイク大観覧車は、 夜には約12万個のLEDを使用したイルミネーションが色鮮やかに変化し、風見鶏やヨットなどのアニメーションも写し出されます。

ポートタワー

神戸ポートタワーは、神戸港振興協会(現:神戸観光局港湾振興部)の初代会長であり、第7代神戸市長であった原口忠次郎氏が神戸港の復興・発展を図ると共に、日本の経済・産業のための海運・貿易の伸長が求められる中、「日本を代表する神戸港に相応しいランドマークを」の想いのもと、1959年に原口氏が視察でロッテルダムを訪れた際に見た港を一望できる「ユーロマスト」をヒントに1963年に開業しました。神戸ポートタワーは「世界でも類を見ないユニークなデザイン」「他都市のタワーに負けることなく世界的な価値を訴え得るもの」「美しい神戸の街にマッチし市民に愛されるシンボルとなること」といった多くの課題と厳しい諸条件の中、構造的に非常に優れた世界初の「パイプ構造」による優美な2次曲線断面を持つ「つづみ型」の形状を有しています。
神戸ポートタワーは当時全国で初めてとなる「溢光照明」による夜間ライトアップを行っています。また、高さ108mの塔頂部周辺には「PORT OF KOBE」のネオンサインを配し、神戸のランドマークとして愛されながら、「摩耶埠頭の建設」「ポートアイランドの造成」に始まり、「海運のコンテナ化」「欧米への移民船」「六甲アイランドの造成」といった神戸港が移り変わる様子や、「オイルショック」を経て実施された「神戸ポートピア博覧会」や目前の「メリケンパークの造成」、そして「阪神・淡路大震災」による被災と復興から、「神戸空港の造成」と、時代を歩みながら神戸港の歴史を見つめてきました。
現在、神戸ポートタワーは大規模なリニューアル工事が行われており、神戸ポートタワー開業60周年となる2023年夏頃のオープンを目指しています。

神戸海洋博物館

大海原を駈ける帆船の帆と波をイメージした白いスペースフレームの大屋根が特徴的な「神戸海洋博物館」は「海から港から神戸が始まり、未来に船出する。」をコンセプトに「神戸開港120年記念事業」として1987 年にオープンしました。
2006年には神戸港の開港以来、その歴史とともに歩んできた川崎重工業が企業博物館「カワサキワールド」を隣接展開しています。
また、2020 年2月には「神戸とみなとのあゆみ」をテーマに港の発展と神戸港の関わりを伝え、未来の海事人材の育成に寄 与する施設に磨きをかけ、世界へと広がる国際貿易港とその広がりやスケールを感じ、海・船・港へのあこがれに包まれるような、ダイナミックな臨場感あふれるライブ空間をとしてリニューアルしました。

かもめりあ

大海原を駈ける帆船の帆と波をイメージした白いスペースフレームの大屋根が特徴的な「神戸海洋博物館」は「海から港から神戸が始まり、未来に船出する。」をコンセプトに「神戸開港120年記念事業」として1987 年にオープンしました。
2006年には神戸港の開港以来、その歴史とともに歩んできた川崎重工業が企業博物館「カワサキワールド」を隣接展開しています。
また、2020 年2月には「神戸とみなとのあゆみ」をテーマに港の発展と神戸港の関わりを伝え、未来の海事人材の育成に寄 与する施設に磨きをかけ、世界へと広がる国際貿易港とその広がりやスケールを感じ、海・船・港へのあこがれに包まれるような、ダイナミックな臨場感あふれるライブ空間をとしてリニューアルしました。

神戸港震災メモリアルパーク

阪神淡路大震災によって被災したメリケン波止場の一部(岸壁60m)をそのままの 状態で保存し、見学できるように整備した公園です。
また、神戸港の被災の状況、復旧の過程などを記録した模型や映像、写真パネルなども展示しています。
震災のすさまじさを間近に見て、肌で感じることができます。

BE KOBE

「BE KOBEモニュメント」は、2017年に神戸開港150年を記念してメリケンパークに新たに設置されました。いつもたくさんの人たちで賑わうメリケンパークの中でも、とりわけ人気の高い写真撮影スポットです。「BE KOBE」という言葉は、阪神・淡路大震災から20年をきっかけに生まれた「神戸の魅力は人である」という思いを集約したシビックプライド・メッセージです。「BE KOBE」には、新しいことに挑もうとする人や気持ちを愛する、そんな神戸を誇りに思う気持ちが込められています。

神戸海援隊の碑

神戸海援隊の彫刻は、竹中工務店が神戸で創業以来、1990年に90周年を迎えた記念事業の一つとして、1991年に世界的な彫刻家である流政之氏から神戸市に寄贈されました。この彫刻名は、幕末、神戸の浜で勝海舟を塾長とする海軍操練所から巣立った坂本龍馬をはじめ、海のロマンに生きた青年たちに思いをはせて「神戸海援隊」と流氏が命名しました。
作品は、青年を表す4体の像と、青年たちを励まし、ともに戦った女性たちの象徴である一体の像が抽象的に表現されています。材質は白御影石を使い、高さは約4メートルを誇ります。

噴水広場

神戸開港150年を機にリニューアルしたメリケンパーク内にある噴水広場は、憩いの場所として、眺めて楽しい、水に触れて楽しめる水景施設となっています。
夜間には、音楽とLED照明による噴水演出を行っています。

映画記念の碑

メリケンパークにある映画記念碑は、昭和62年(1987)に映画記念碑を建てる会によって建てられました。
中央部分を四角く切り抜き、スクリーンにみたてた石碑の前には、客席のように石が並んでいます。
この石には、映画評論家の淀川長治氏が選んだ国内外の映画スターの名前が、一人ずつ刻まれています。

オルタンシアの鐘

このモニュメントは、「ワールド・ファッション・フェスティバル’89」の一環として、メリケンパークを舞台に1989年11月に実施された「第1回神戸ファッション フェスティバル」の開催を記念して、日本宝くじ協会の協力を得て「ファッション都市神戸」のシンボルモニュメント「オルタンシアの鐘」を設置することとなり、1990年6月19日に完成しました。
阪神淡路大震災で被災し、それ以降、鐘は鳴らなくなってしましました。当時の鐘の音は以下の動画で聴くことができます。

Movie

希望の船出

この記念碑は、海外移住者の功績を讃えるために、1908年4月28日に神戸港からブラジル・サントスへの第1回契約移民781名を乗せた笠戸丸が、神戸港を出港してから93年目にあたる2001年4月28日に建立したものです。記念碑は海を見つめ、船に乗り込もうとしている三人親子の移住者家族をモデルにした銅像で、台座には「希望の船出」の文字が刻まれ、台座の脇には神戸港を出港する当時の笠戸丸の姿が再現されています。

モザイク大観覧車

モザイク観覧車は、神戸ポートタワー、神戸海洋博物館と並びベイエリアのランドマークです。夜には約12万個のLEDを使用したイルミネーションが色鮮やかに変化し、風見鶏やヨットなどのアニメーションも映し出されます。
ゴンドラは夏も快適な冷房付きで、 大人気のアンパンマンのキャラクター、ドキンちゃんのイラストがかわいい「ドキンズハートカフェゴンドラ」も登場しました。また夜は、神戸の夜景が楽しめるのも魅力であり、大人も子供も楽しめます。

フィッシュダンス

1987年4月、メリケンパークの竣工に合わせ、商業施設「フィッシュダンス」が鯉川の川尻に位置するこの地に建設されました。このモニュメントは鯉をモチーフに、鯉が踊っている姿をいきいきと表現したものになっています。このモニュメントは、アメリカの巨匠フランク・ゲーリー氏がデザインしたもので、安藤忠雄氏監修により制作されました。高さ22m、チェーンリンクメッシュで作られています。建物本体は、とぐろを巻く蛇をイメージしたもので、メタルパネル被覆と外壁を銅板で覆ったスパイラルタワー構造となっています。

錨山

錨山は1903年、明治天皇行幸の観艦式を記念し、松を錨の形に植栽したことに始まり、1981年の神戸ポートアイランド博覧会を記念して錨山の永久電飾を行うとともに、電源として風力発電及び太陽光発電を導入しました。現在では、昼間の発電設備で発生した余剰電力を関西電力に売却し、夜間点灯時には必要な電力が関西電力より供給されるシステムとなっています。神戸市民の特別な日には錨山の電飾がブルーに変わります。これは1902年に神戸市が六甲山で大規模な植林をはじめてから 100 周年になったことを記念して、2003年に錨山の電飾をブルーに点灯できるように改修したものです。 ブルーは神戸市を象徴する「青い海と緑の山」の「青い海」を表しています。